QGISのダウンロードや作業で、パソコンの動きが遅いと感じたことはありませんか?
ご自身のパソコンの年数が立ち、QGISの作業に耐えられるか、不安を感じられていませんか?
実は、パソコンのスペックが低い可能性があります。
スペックが低い、合わないパソコンでの作業は、QGISの場合、非常に効率が悪く、保存できないという最悪の結果をもたらす可能性があります。
なぜなら、QGISの作業が遅い原因は、メモリが不十分、CPUのスペックが低いことだからです。
私は、QGISを仕事で使い始めて6年になります。比較的、大きいデータを扱っています。
使い始めて数台のパソコンで、QGISの作業をした経験があります。
この記事では、QGISで使うことができるパソコンを、作業別に紹介します。
この記事を読むと、ご自身の使い勝手に合ったパソコンがどの製品なのかが分かります。
結論は、使う目的に合わせたパソコンを選ぶことは、コスパがよくなります。
QGISでの作業別のパソコンのスペック
QGISのシステム要件
QGISのサイトでは、システム要件が公開されていません。
QGISのテスト版はありますが、注意書きに“バグの可能性あり”とあります。
システム要件が公開されていないことから、パソコンの必要なスペックの情報を得ることができません。
全てのシステムに対応できると仮に解釈したとして、次の手掛かりは、データの重さです。
QGISは、バージョンによってダウンロードデータの大きさが違います。
使っているパソコンのCドライブに、ダウンロードデータを展開するメモリがなければ、利用することができません。
ダウンロードデータの重さも記載されている一覧は、こちらです。
QGISの作業別のパソコンスペック
QGISでは、できる作業がデータの作成とデータの一括変換などいろいろあります。
データの作成では、一つ一つの作業が軽いのでメモリやCPUのスペックは必要ありません。
しかし、データの一括変換は変換したいデータの容量分をかけた分のメモリが必要になります。
データの一括変換は、QGISのバージョンによって精度や変換できる量が変わります。
バージョンによって作業量やスペックが変わるので、大きなデータを扱う場合は、比較的あたらしいQGISのバージョンが作業効率を上げることになります。
また、一括変換はCPUのスペックによって処理速度が変わります。
よって、パソコンの必要スペックは以下のように考えることになります。
- 軽い作業であれば、使うQGISのバージョンはダウンロードデータが軽いものを選んで対応できる。
軽い作業とは、ポリラインを書く、ポリゴンを作成といったもの。 - 重い作業であれば、使うQGISのバージョンはダウンロードデータが重い、比較的新しいもので対応した方が、処理の精度が上がる。
重い作業とは、扱うデータの大きさが重い、例えば、標高データなど。レイヤーの結合やポリラインの向きの一括変換などが作業の重い変換です。
軽い作業と重い作業の具体的必要スペック
作業別のパソコンのスペックは、以下と考えられます。
- 町単位の軽い作業‥メモリ8GB以上、CPUは、ベンチマーク8000以上。
- 中核都市以上の重い作業‥メモリ16~32GB以上、ベンチマーク20000以上が理想。
パスマークはこちらのPASS MARK SOFTWAREのサイトで調べることができます。
2つのパソコンの差には大きく、開きがあります。
なぜなら、軽い作業であれば、同時に立ち上げる他のアプリケーションも軽いものと考えられます。
一方、重い作業での場合、同時に立ち上げる他のアプリケーションも重くなります。
つまり、作業量は、全てにおいて掛け算になりますので作業が求めるスペックに違いが生まれます。
QGISの作業ができるデスクトップパソコンのおすすめ
作業別にパソコンを2つに分類
軽い作業、重い作業では、パソコンの必要スペックが変わるので2つに分けて、おすすめを表示しています。
スペックごとに分けた後、更にコスパのよいスペックのものをセレクトしています。
そのため、無駄のない“カズタマイズ”モデルになっています。
カスタマイズモデルとは、使う人の使い方に合わせて、システムや機能などを設定するモデルです。
2022年流通しているCPUの種類
- i5の第12世代が最新でありながら、お得な価格になっています。
- 各メーカーで半導体不足で入荷が遅れているやめか、インテルの第10世代と第11世代のベンチマーク13000~15000のビジネス用モデルのCPUは品薄か、もしくは品切れです。
- メーカーによっては、最新の第12世代のものが初夏セールの対象になっているので、要チェックです。
- インテルはi5とi7のものを比べると、i7の方が性能がよいです。しかし、i5の第12世代のものであれば、第10世代のi7のスペックを超えてきます。高性能でお得なインテル® i5の第12世代がねらいめかもしれません。
- AMD Ryzenは、安定的にコスパがよいです。Ryzen™ 5=インテル® Core™ i5、Ryzen™ 7=インテル® Core™ i7、というような能力と判断されることが多いです。
別表の各パソコンの価格表を見ても、AMD Ryzen使用のパソコンの方がお得になっていることがわかります。
QGISでの軽い作業用のパソコン一覧表
CPUはAMD Ryzen™ 5かインテル® Core™ i5のベンチマーク13000以上のものをセレクト、メモリは8GBでカスタママイズした時の価格になっています。
セール対象品もあり、価格が変更になることもあります。
ThinkCentre Neo 50s Small Gen 3/Lenovo
CPUは、インテル® Core™ i5-12400 プロセッサー。最新のインテル第12世代なので、インテル® Core™ i5でも、ベンチマークが19000台と高処理が可能です。
ハイスペックパソコンが今なら、¥77,770(税込み・送料無料)
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ThinkCentre M75q Tiny Gen2/Lenovo
スリムタワーがよいという方におすすめです。AMD Ryzen™ 5 PRO 5650GEでベンチマーク約18000台と、 Radeon Graphics内臓なので、ゲームも楽しめるというコスパがよいです。
スリムタワーが今なら¥64,900(税込み・送料無料)
お得なキャンペーン価格はこちらです。

HP ProDesk 400 G7 SFF/CT /ヒューレットパッカード
法人向けサイトの製品ですが、個人でも購入できる製品です。
【東京生産モデル】5,000台の台数限定です。
カスタマイズで
- CPUをインテル® Core™ i5-10500(6C/3.1GHz/12M)
- メモリ8GB (8GBx1) DDR4 DIMM 2666MT/s
- 256GB SSD (M.2 NVMe PCIe TLC)
をセレクトすると、ビジネスモデルのスペックと価格が10万円以下になる、コスパの良いモデルになります。省スペースデスクトップで使い勝手もよいです。
コスパがよいビジネスモデル ¥86,680(税込み)
バランスの良いお得なビジネスモデルこちら
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HP Pavilion Desktop TP01 /ヒューレットパッカード
ミニタワーデスクトップパソコンのスタンダードモデルです。
カスタマイズでインテル® Core™ i5-11400 プロセッサーをセレクトすると、QGISの軽い作業もでき、コスパの良いモデルになります。
マルチモニター(別売り)を利用可能。QGISの作業は、デュアルディスプレイの環境の方が、効率が断然よいです。
ワイヤレスキーボード & マウス付で¥61,180(税込)
コスパが良いスタンダードモデルはこちら
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Inspiron コンパクトデスクトップ 【即納】プレミアム(SSD+HDD搭載)/DELL
Windows11搭載。コンパクトなデスクトップパソコン。
新しいWi-Fi 6を装備。帯域幅が広がりで、高速性と安定した通信速度を実現。
カスタマイズで最新の第12世代 インテル® Core™ i5-12400 プロセッサーをセレクト。
今なら25%オフクーポン \76,485(税込)
25%オフのクーポンがうれしいDELLのパソコンはこちらです。

mouse DT5 /mouse
インテル® Core™ i5-11400 プロセッサーでベンチマーク17000台。
OSは最新のWindows11を搭載。
【キーボード・マウス付き】\94,800(税込み)~
キーボード・マウス付きでお得なデスクトップはこちらです。

ASUS U500MA (U500MA-R55600G)/ASUS
底面にスタンドをつけることで、パソコンが駆動することで発する熱を放出し、熱によるパソコンの処理の低下を防ぐ躯体になっています。
初夏タイムセール実施中!でお得 ¥74,800(税込)
クーポン適用で今がお得なASUSのパソコンはこちら
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(U500MA-R55600G)
STYLE-M0P5-R55G-EZX/ パソコン工房
Windows11搭載。ミニタワーでシンプルな外装が特徴のパソコン工房。
AMD Ryzen™ 5 5600Gで軽い作業はもちろんのこと、ゲームも楽しめるスペックです。
シンプルな外装が特徴79,880 円(税込み・送料別)
シンプルな外装が特徴のパソコン工房はこちら
です。

FRBSH610/B /FRONTIER
BTOパソコンの先駆け、FRONTIER。
QGISの作業は、現在軽い作業であるが、重いデータを扱う可能性もあるかもしれない方におすすめです。
FRONTIERには、“アップグレードサービス”があります。パソコンのスペックを上げたい時に、サービスを利用してスペックを上げることができます。
“アップグレードサービス”がポイント \94,800円(税込)
“アップグレードサービス”がポイントのFTONTIERはこちらです。

QGISでの重い作業用のパソコン一覧表
CPUはAMD Ryzen™ 7かインテル® Core™ i7のベンチマーク20000以上のものをセレクト、メモリは16~32GBでカスタママイズした時の価格になっています。
メモリ32GBを搭載する場合に、OSをWindows11Pro にする必要がある場合がありますので、購入される時は気をつけてくださいね。
セール対象品もあり、価格が変更になることもあります。
IdeaCentre 560/Lenovo
AMD Ryzen™ 7 5700Gでベンチマークが約24000台。ストレージが1TB搭載されているので、大容量のデータを保存することができます。
AMD Ryzen™は、ハイスペックであってお得なプロセッサーです。
よって、AMD Ryzen™搭載のパソコンは、コスパがよくなります。ベンチマーク約24000台で10万以下はお得です。
ハイスペックで¥88,440(税込み・送料無料)
お得なキャンペーン価格こちらです。

ThinkCentre Neo 50t Tower Gen 3/Lenovo
インテル® Core™ i7-12700 プロセッサーでベンチマーク約31,000台。
内臓グラフィックスがUHD Graphics 770で、映像で表現されるゲームも楽しむことができます。
好みでメモリを32GB以上のカスタマイ可能。より大きなデータを作業できます。
ハイパワーな機種が41%OFF!¥122,980(税込み・送料無料)(メモリ16GBの場合)
お得なキャンペーン価格こちらです。

HP ProDesk 405 G8 SFF/CT/ヒューレットパッカード
法人向けサイトの製品ですが、個人でも購入できる製品のパフォーマンスモデルです。
【東京生産モデル】2,000台の台数限定です。
コスパの良いプロセッサーAMDのAMD Ryzen 7 5700G 搭載。
カスタマイズを以下↓にすると、スペックがよくコスパのよいモデルになります。
- OS:Windows 11 Pro (日本語版)
- CPU:AMD(R) Ryzen(TM) 7 PRO 5750G(8C/3.8GHz/16M)
- メモリ:32GB (16GBx2) DDR4-3200 DIMM
(カズタマイズ画面でメモリを32GBを搭載するには、OSをWindows11 Proに
する必要があることになっています。) - ストレージ:500GB HDD (3.5in SATA3 7200rpm)
マルチモニター(別売り)を利用可能。
QGISでの重い作業のチェックは、マップビューを表示させながら、別画面で属性のチェックをする必要が出てきますので、デュアルディスプレイの環境設定をおすすめします。
コスパがよいパフォーマンスモデル¥102,080(税込み)
コスパがよいパフォーマンスモデルこちら
です。

XPS デスクトップ 【即納】プラチナ(大容量メモリー&SSD・RTX3070 LHR搭載)/DELL
DDR5メモリーは、DDR4メモリーに比べ最大50%の高速なクロック スピードを出すことが可能です。大きなデータの3D画像の確認や、Google Earth Pro を使って現地のストリートビューを確認しながらの作業をスムーズに動かすことができるスペックです。
今なら25%オフクーポン 247,486円
25%オフクーポンがうれしいプラチナモデルのXPSはこちらです。

G-Tune HM-B (プレミアムモデル)/mouse
インテル® Core™ i7-12700F プロセッサーでグラフィックスカードがGeForce RTX™ 3060が内臓されています。
QGISの作業で、画像関係の作業を中心にされる場合に適しています。
QGISでは、マップビューを3Dで表現する機能があります。
マップビューにGoogle Earth Proを表示させて、高さ関係を確認する機能もあり、そういいた画像処理をする場合は、グラフィックカードの処理スピードがあった方が、なめらかに表示することができます。
そういった画像処理を伴うQGISの作業を伴う場合には、高処理ができるグラフィックカード搭載のパソコンが合っています。
プライベートでは、ゲームも楽しめる、オンとオフの両方に活躍できる機種です。
QGISの画像処理作業とゲーム満喫できる¥224,800~(税込み)
画像処理に優れたコスパのよいパソコンはこちらです。

STYLE-M06M-127-UHX/ パソコン工房
Windows 11 搭載。
インテル® Core™ i7-12700で最新の第12世代のCPU搭載モデル。
カスタマイズでメモリを32GBに増量して、QGISの作業をしやすい環境にして、スペックがよいコスパのよい構成が実現可能。
コスパがよいカスタマイズが可能なパソコン。¥138,180(税込み・送料別)
コスパがよいカスタマイズが可能なパソコンこちら
です。

まとめ:QGISの作業には必要なスペックがある
QGISの作業には、必要なパソコンのスペックがないとバグが多かったり、バージョンを下げざるをえなかったりと、作業効率に直結します。
今回、私が仕事上で経験したから、2つのタイプにスペックを分けました。
一番使い勝手がよいのは、それぞれの使う人の目的に合わせたパソコンを購入することが、最もコスパがよいということになります。
もう少し、メモリが欲しいな、処理速度が速い方がいいな、と思う時は、カスタマイズされてみてくださいね。
一つ注意点は、スペックが高いパソコンを購入するのに、パソコンメーカーのハイスペックな製品が並ぶいわゆる“パフォーマンスモデル”から、なんとなく選択してしまうと、使わないようなメモリやストレージが搭載されていたり、必要以上のCPUやGPUの構成で、高額なパソコンになりがちなので、気をつけてくださいね。
また、ボーナス時期でセール対象製品になっているものがあります。
コスパのよい、セールの注目製品はあっという間に売り切れます。
この記事を書いている途中にも、2製品が売り切れ製品をセレクトし直していますので、その点もご注意されてください。
ご自身の使う目的に合わせたパソコンのスペックの具体的な見方は、こちら↓の記事でかいていますので、参考になさってみてくださいね。
