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【ピアノの防音対策】リフォームとリフォームなしでできること

ピアノの防音対策


ピアノなど楽器の音は、音楽が好きなひとにとってはここちよいですが、興味のない人にとっては騒音になってしまいますね。
まだ対策の途中ですが、これまでの防音対策の過程をご紹介します。

防音対策は高額、子供の成長ともに防音施工を検討


家が木造なので音は漏れやすいです。

ピアノを弾く音は、子供が小さい時はポロンポロンというぐらいのもでした。

アップライトピアノですので、脊の部分から音が反響して出てきます。

ピアノの背は自分の駐車場に向けたので、隣の家の中までは届かなかったと思います。

ピアノを向かって左右、部屋の壁のどちらか一方に寄せている方があります。

我が家の経験談から、寄せたほうの音が壁に跳ね返り、大きく聴こえてしまうので、音量のバランスがくずれます。

知らず知らずのうちに、どうちらかを弱く弾くくせがついてしまいます。

ピアノを左に寄せていたので、左が弱いタッチで弾くくせがついてしまいました。

今のピアノ教室に変わってからレッスンで「左手をもっと出して」と指導を受けることがありました。

家で弾いているときのバランスはよいので、ひょっとしてと思い、ピアノの位置をかえたら、左右の音のバランスがよくなりました。

ピアノは耳で弾くものなので、バランスは大切です。


両隣の家ですが、一方はアップライトピアノがあり、もう片方は電子ピアノがありました。

今では少なくなってしまいましたが、この住宅街は子供と同じ年頃の子が多く、小さい時はピアノを習っている子が多かったです。

そして、ピアノの音の他、バスケットボール、テニス、犬の鳴き声といろいろな音がある、割と賑やかな住宅街でした。


防音室や防音対策は、結構金額がかかります。

楽器を始めても続かない場合もあるので、最初からするのはリスクがあります。

小さい時は音も小さく音数も少ないので、周りの状況を見てから施工しても良いのかなと思います。

リフォームをしなくても防音対策できることが2つあります。

  • ピアノの下は厚めの絨毯を敷くこと
  • カーテンを生地が厚いもの、また、ヒダを多くする


市販の防音室の方が部屋をリフォームするより簡単かと思い、防音室でピアノを試弾しました。

防音の壁に音が跳ね返って聞こえるのが、心地悪くて採用しませんでした。

確かに音が漏れない効果はあると思います。

しかし、マンションに設置した方の話だと音が伝わると聞いたことがあります。

音の漏れと振動は、また別の問題なのかもしれません。

よって、マンションの場合は効果があるのかわかりません。

ご検討されていらっしゃる方は、実際に指弾されることをおすすめします。

すでに、防音室をお持ちの方から、よくお話を聞かれたほうがよいのかもしれません。

シェイクは、ピアノが続きそうでしたので、徐々に防音対策を施して行きました。

主人が仕事でいろいろな防音の仕方を見てきているので、いろいろ参考にしました。


まず、寒冷地でない関西は、壁のボードは通常、10㎜のものが一枚貼ってあるのですが(まれに2枚のところもあります。)、そのボードを2枚にしてみました。


多少、効果はあったのですが、今度は壁から音が漏れる量が少なくなった分、窓から漏れる音が気になりました。

そこで、窓をリクシルのインプラスを取り付けることにしました。

窓はペアガラスでしたが、その窓枠にさらにガラスが入った窓枠をつけるというものです。

リクシルのインプラス
リクシルのインプラス

木製の色の部分がインプラスです。色もサイズもいろいろあります。

これは効果がありました。インプラスを開けた時と閉めた時では全然違いました。


断熱効果もありました。

ピアノ室は北側にあり冬はとても寒い部屋だったのですが、外気の寒さ、暑さを遮断しました。

このインプラスとボード2枚で、冬は暖房をつけなくても良い日もあるほどです。

注意点としては、採寸が難しいので、販売元によくご確認されたほうがよろしいかと思います。

また、分譲・賃貸マンションで、窓が共有部分になっていており取り付けられない場合があります。

規約をご確認してから検討されたほうがよいと思います。

防音ボードを一部施工


シェイクがピアノをよく響かせるレベルになったので、さらに防音対策が必要になりました。

壁のボードを一部防音ボードに変更しました。

一部というのは、値段が高いので効果を見ながらしていこうと思ったからです。


多少、効果はありましたが、木造で一部だけ施したというのがいけないようで、今度は施工してないところから音が逃げてきます。


全体にしなければいけないみたいです。

今度は、防音シート+防音ボードをしようと思っています。

その工事の様子はまた、次の機会に。

子供のピアノのレベルとともに、家も成長中です。

この記事が、防音対策で悩んでいる方のヒントになればと思います。